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How to join NMDL

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大学院進学,博士取得,研究者としての自立を目指す皆様へ
当研究室では大学院生およびJSPS特別研究員を募集しております

◆ 研究目的:「物質の構造機能相関を解明し物質設計を実現する」

 物質の特性は,原子の配列と電子の状態によって生み出されます.したがって,「原子と電子の構造」を明らかにし,それらが物質の機能とどのように結びついているのかを理解することができれば,経験や試行錯誤だけに頼らない物質設計が可能になります.これまでの物質開発には,膨大な時間と労力が必要でした.一方,カーボンニュートラルをはじめとする社会的課題の解決には,従来よりも迅速かつ精密な物質開発が求められています.

当研究室では,機械学習,生成AI,AIエージェント,Physical AIなどの最新のAI技術に加え,計算機シミュレーション,原子レベル計測,さらにAIによる自動化を見据えた材料合成・実験技術を融合しています.これらを通して,物質の「構造」と「機能」の関係,すなわち構造機能相関を解明し,その深い理解に基づく物質設計手法の確立と社会実装を進めることで,目的の機能をもつ物質を自在に設計・創製する「Designed Materials」の実現を目指しています.

 具体的には,エネルギー材料,半導体材料,量子材料,触媒などの多様な先進機能物質を研究してきました.一方で当研究室が研究の基盤とするのは,あらゆる物質に共通する「原子と電子」の視点です.そのため,既存の研究分野や特定の物質群にとらわれることなく,無機材料から高分子,バイオマテリアルまで,あらゆる物質を研究対象とすることができます.

 新物質探索や強誘電体の物理構築,異種材料を組み合わせたマルチマテリアルの設計や自動・自律計測技術の開発に加え,新しいAIエージェントや,その能力を最大限に引き出すハーネス技術の開発,さらにはAIの国際ベンチマークへの挑戦など,我々が行っている研究の可能性は大きく広がっています.既存のテーマに取り組むのでなく,一人ひとりが抱く疑問や興味を出発点として,新しい研究領域を切り拓くことを歓迎しています.当研究室では,個々の好奇心と自由な発想を尊重し,それを最先端の物質科学へと発展させる研究を行っています.

◆ 指導方針:「科学史に名を残す=国際科学雑誌に筆頭著者として論文執筆」

 当研究室は附置研究所にあり,工学系研究科マテリアル工学専攻に所属する大学院生を中心に構成されています.すべての学生は大学院進学を機に,異なる大学や研究室から新たに加わります.研究室への配属後は,それぞれの経験に応じて,量子化学や結晶学などの基礎を学ぶとともに,プログラミング,計算機シミュレーション,原子レベル計測,機械学習など,研究に必要な手法を身につけていきます.

 当研究室では,研究を進めるうえで,何よりもコミュニケーションを重視しています.毎週の研究室ゼミに加え,研究の進捗や課題に応じて,少人数での集中的な打ち合わせを日常的に行います.また正式なミーティングだけでなく,日々の何気ない会話や議論から,新しいアイデアが生まれ,研究の方向性が決まることも少なくありません.

 研究テーマについては,すでに確立された課題をこなすのではなくなるべく新しい分野や挑戦的な課題に取り組んでもらいます.教員と学生が一緒に考え,議論し,試行錯誤を重ねながら研究を進めます.そのコミュニケーションを通して研究の方向性を随時見直し,必要に応じて軌道修正しながら,学生自身の研究として発展させていきます.研究活動を通して,専門知識や技術だけでなく,課題を発見する力,論理的に考える力,異なる意見をもつ相手と議論する力を身につけます.さらに,国内外の学会での発表や学術論文の執筆を経験し,研究成果を社会や研究コミュニティーに伝えるためのプレゼンテーション力,文章力,ディスカッション力を養います.優れた成果は,論文発表に加え,学会賞,プレスリリース,国内外での講演(学生自身が学会に招待されるケースも多数あります)など,さまざまな形で広く発信されます.

 研究室や大学を移ることには不安もあると思います.しかし,新しい環境に身を置き,これまでとは異なる考え方や技術に触れることは,研究者としてだけでなく人間として大きく成長する機会となります.溝口研究室は,学生が主体となって考え,挑戦し,対話を重ねながら成長する研究室です

 原子と電子の視点に基づく深い物質理解と,新しい研究分野への挑戦を通して,未来の物質科学を自ら切り拓き,牽引する人材を育成することを目指しています.

◆ 当研究室では大学院生&JSPS特別研究員を募集しております!(2026.May 追記しました)

  当研究室の学生は大学院入学後から新たな研究テーマをスタートし,限られた期間の中でも科学史に名を残す研究成果を多数あげています.プログラミングや理論計算,原子レベル計測の知識を事前に持っている必要はありません.これまで所属した学生のほぼ全員が,そのような知識をもたずに研究をスタートし,研究を進める中で習得していきました.重要なことはまず原子と電子に興味があることを前提として,研究室在籍期間中は研究に真剣に向き合い,自身を成長させたいという意欲があることです.

  AI研究が急速に進展し,AIエージェントやPhysical AI,さらにはAI Scientistが研究開発の現場を大きく変えつつある今,AIが計算や実験の結果を生成できても,そこから本質を見抜き,研究の方向を切り拓くには,深いドメイン知識が不可欠です.溝口研究室では最先端AI技術を研究に積極的に取り入れ,AIを駆使しながら深いドメイン知識と判断力を鍛えることで,真の意味でAIを使いこなせる物質研究者を育成することを目指しています.

  研究室在籍期間中に大学院における研究に真摯に取り組むことで,卒業後の進路に関わらず,今後の人生において重要な能力を身につけることができます.たとえば研究や物事に真摯に向き合う姿勢や立ちはだかる大小の困難を乗り越えていく経験,得られる結果を深く考察する力と適切に評価するバランス感覚,そして学会や論文で効果的にストーリーテリングするスキルなどです.溝口研究室での研究活動を通してこれらの能力が自然と培われていきます.

  溝口研究室では原子と電子が好きで,研究活動を通して自身を大きく成長させたい学生を広く募集しております.

 また,当研究室を受け入れ先とするJSPS特別研究員のPD・RPD申請も歓迎します.JSPS PD・RPD特別研究員は独立して自由な研究ができる貴重な機会です.新しい知識やスキルを身につけ,独立した研究者として成長するための場として当研究室をご活用ください.

◆ 博士進学のススメ

 昨今の社会情勢の変化を鑑み,最近は博士課程への進学をおすすめしています.当研究室での研究を通じて得られるのは,シミュレーションや計測,機械学習に関する高度なスキル,物質の現象を原子・電子レベルで理解するための深い知識だけではありません.様々な課題に対する論理的なアプローチ法や,まだ顕在化していない未然課題を発見するための鋭い洞察力を養うことができます.博士課程では自分の研究に対する深い探求心を持ちつつ,独自の課題を見つけ出し,さらに解決に向けた新たな道を切り開く「力」を養うことができます.

 博士課程で習得できるそのような能力はいかなる分野においても非常に有用であり,アカデミックな研究の場に限らず,民間企業やベンチャーでも求められております.近年では民間企業の方の博士取得に関する相談も増えてきました.また,昨今では博士学生のライフスタイルも大きく変化しています.当研究室の博士学生はJSPSやJST,東京大学からサポート(財政的支援など)を受けております.特に東京大学では 博士課程への進学を予定している修士学生にも同様な支援 が行われております.また,当研究室でも学生が研究活動に専念し,能力を養うために必要な支援を独自に提供しております.

 当研究室ではこれまで約4割以上の学生が博士課程に進学しており,進学相談件数は近年増加傾向にあります.博士課程を修了した当研究室の卒業生は,大学や研究所,民間企業など様々な場で活躍しています.進学に対する不安や疑問があれば,溝口までご相談ください.研究室の学生は大学院入学後から新たな研究テーマをスタートし,限られた期間の中でも「力」を養い,科学史に名を残す研究成果を多数あげています.

◆ 溝口研究室に参加するためには

 当研究室は東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻に所属しております.当研究室へ大学院生として参加希望の方は,大学院入試を受験してください.詳細はマテリアル工学専攻の入試情報のホームページをご参照ください.随時見学を受け付けております.溝口 (teru_at_iis.u-tokyo.ac.jp)までご連絡ください.